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浮気調査知識

父が後妻業の食い物にやらされている!

父が後妻業の食い物にやらされている!

東京で暮らす息子から、山陰地方の実家に一人で住む80代の父親が、どうも変だと相談があった。事情を聞くと、久々に田舎で暮らしている父のもとへ行くと、カレンダーに「80万円」「20万円」と金額が書きこまれており、どうやら女性に渡しているらしいという。何が父に起きているのか、早速、調査を開始した。その結果、この父親には仲良く交際している50歳くらいの女性がいることが判明。父親の自宅にも頻繁に訪れていた。そこで家の中で、何が起きているのか、それを調べるために息子がテーブルの上にICレコーダーを置き、会話を録音しようと試みた。その効果はすぐに現れた。録音した会話を聞いたところ、交際している女性が、涙ながらに「お金がなくて困っているの……」と訴えていると、やがてその女性の娘が現れ、同じように泣き落としでお金をせびり始めた。すると父親は、いくらでも出してやると、現金を手渡していた。依頼者の父親は不動産業で財を成し、数億の資産を持っていて。しかし、五年前に苦楽をともにしてきた妻を亡くし、以来、寂しい独居老人として暮らしてきた。ともあれ、探偵は現金せしめた事実を掴み、このお金が何に使われるのか、女とその娘を尾行。すると二人はパチンコ屋へ。二時間ほどで先ほど依頼者の父からもらったお金を、すっかり使い果たしてしまった。それを報告すると、息子は「やはりそうでしたか……」と、がっくり項を垂れて、ため息を漏らした。調べてみると、父親は月に100万円単位で女性に援助し、四月には娘の引越し費用や専門学校の入学金などを別に渡していた事実が明るみに出た。これでは、父親が一代で築いた資産が潰えてしまう。息子としては、他の兄弟とともに相続を期待していただけに、資産を守る決断をした。弁護士とともに会社名義の資産だけは凍結し、これまでの現金に関しては静観しようということになった。ところが事態は急変する。なんと父親があの女と結婚すると言い出したのだ。金目当ての結婚と十二分に分かってはいるものの、父親が結婚を強行すれば、それに異を唱えることはできない。そこで再び探偵が調査し、女が過去に詐欺罪で三度も逮捕歴があることを突き止めた。この事実を父親に突き付け、再婚を思い直すように説得したところ、父親も苦渋の顔で手を切ることを納得。これで財産を守ることはできたが、父親にとっては騙されても、残り少ない余生を楽しく過ごしたかったのかもしれない。